教員

大久保教宏

法学部教授。文学博士(東京大学)。ラテンアメリカ宗教史。カトリシズムが優勢とされるラテンアメリカで、すでに全人口の3割程度がプロテスタントとなったと言われますが、歴史をさかのぼりつつ、その経緯を明らかにしたいと考えています。主要著作:『プロテスタンティズムとメキシコ革命―市民宗教からインディヘニスモへ』(新教出版社、2005年)、“Social Attitudes and Religious Division in Guatemala,” Kozaki, et al. edts., Civic Identities in Latin America? (Keio University Press, 2008)、共編著『ラテンアメリカ 出会いのかたち』(慶應義塾大学出版会、2010年)、共著『世俗化後のグローバル宗教事情』(岩波書店、2018年)など。

太田 淳

経済学部教授。ライデン大学 Ph.D. (歴史学)。インドネシア経済史。18-20世紀初頭の西ジャワ、北スラウェシなどの地域社会がどのように商品作物栽培や貿易、移民などを通じて外部社会と接触し変容したかを研究しています。最近は気候がどのように農業に影響を与えたかに関心を持っています。主要著作:『アジア経済史』共編, 岩波書店, 2024年. Special Focus: “Environment and Public Welfare in the Creation and Development of Economic Infrastructure in Southeast Asia, c. 1800-1930,” Southeast Asian Studies 12-1(2023) (guest editor). 『近世東南アジア世界の変容−グローバル経済とジャワ島地域社会』. 名古屋大学出版会, 2014年(第12回日本学士院学術奨励賞ほか受賞)など。

神田さやこ

経済学部教授。ロンドン大学Ph.D.(歴史学)。南アジア経済史。東部インド・ベンガル地方を主な対象として、18世紀後半から20世紀前半のイギリス統治期の経済について研究しています。とくに、塩や米などの財の市場の変化に関心があり、植民地政府の政策やイギリスとの貿易だけではなく、商家の経営、自然環境、在来産業、エネルギーなど多様な要因から分析しています。最近の著作として、“Coal, Firewood, and Grass: Regionality and Diversity in Energy Use in Colonial India,” Commodity Frontier (2025, forthcoming)がある。『塩とインド:市場・商人・イギリス東インド会社』(名古屋大学出版会、2017年)で第60回日経図書文化賞受賞

佐川 徹

文学部教授。京都大学博士(地域研究)。専門はアフリカ地域研究、文化人類学。東アフリカの乾燥地域にくらす牧畜民のもとでフィールド調査をおこない、民族間の紛争と平和の動態や国家の開発政策が人びとの生活に与える影響について調査を進めてきた。最近では、アフリカの食文化に注目して西アフリカのガーナでの調査も開始した。主要著作:『その空間を統治するのはだれか―フロンティア空間の人類学』共編著、ナカニシヤ出版、2025。『歴史が生みだす紛争、紛争が生みだす歴史―現代アフリカにおける暴力と和解』共編著、春風社、2024。『暴力と歓待の民族誌―東アフリカ牧畜社会の戦争と平和』単著、昭和堂、2011など